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家づくりの流れを分かりやすく解説!押さえておきたいポイントは?

家づくりの基本的な流れ

注文住宅を建てるときは、家づくりの基本的な流れを知っておくと、スムーズに進めることができます。
この記事では、家づくりの流れを分かりやすく解説するとともに、押さえておきたいポイントを紹介します。

これが基本!家づくりの流れ9ステップ

早速、家づくりの基本的な流れについて解説します。

ステップ①どんな家を建てたいかをまとめる

まずは、どんな家を建てたいか、家のコンセプトを決めていきます。
WebサイトやSNSなどで情報収集をしたり、住宅展示場で実際の家を見学したりすると、「こんな家を建てたい」というイメージを膨らんでいくでしょう。

例えば、以下のようなコンセプトを決めておくと、家づくりの方向性が決まります。

  • 老後まで安心して暮らせる家
  • 家族みんなが暮らしやすい家
  • 生活感が出にくいスタイリッシュな家

など

夫婦や家族で話し合って家づくりのコンセプトが決まったら、理想の家に求める条件、こだわりたいポイントを具体的にまとめていきましょう。

関連記事:家づくりはコンセプトが大事!考え方や事例を紹介

関連記事:注文住宅でこだわりたいポイントは?こだわりすぎて失敗しがちなポイントも解説

ステップ②資金計画を立てて予算を決める

家づくりを進めるうえで、最初に決めておきたいのが「予算」です。
家づくりにおける一般的な予算の決め方は、以下の通りです。

  • 自己資金(頭金)をいくら用意できるか確認する
  • 住宅ローンの借入可能額を確認する
  • 土地代と家の建築費の割り振りを考える

家づくりにかかる費用は、主に「土地代」「建築費」「その他費用」に分けられます。
その他費用には、駐車場や庭の外構工事、水道管やガス管を引き込むインフラ工事などの付帯工事費用、引越し費用や登記費用などが含まれます。
また、土地の売買や建築工事の契約時には、手付金や着手金として10%程度の支払が必要になるケースがほとんどです。
そのため、自己資金のすべてを住宅ローンの頭金にしてしまうことはおすすめできません。

資金計画を立てて予算を決める

一般的に、住宅ローンの借入額は年収の5倍程度、年間返済額は年収の25%以内が適切だと言われています。
無理のない予算を決めたうえで、土地代と建築費にどう振り分けるのかを考えましょう。

ステップ③建築業者(工務店・ハウスメーカー)を決める

家づくりを依頼する建築業者には、地域密着型の工務店とハウスメーカーの2種類があります。

低コストで理想の家づくりを叶えるなら、おすすめなのは工務店です。
工務店はハウスメーカーのように広告宣伝費をかけていないため、その分のコストが建築費に上乗せされることがありません。

また、職人との距離が近く、設計の希望を細かく聞いてもらえるのもメリットです。地域密着型の工務店なら、環境に合わせた住み心地を考慮した設計の提案もしてくれるでしょう。

入居後のメンテナンスはもちろん、トラブルがあったときも気軽に相談できるので、長く安心して住める家を建てるなら、信頼できる工務店を見つけることが重要です。

関連記事:注文住宅を工務店で建てるメリット、ハウスメーカーとの違いを解説

ステップ④理想の土地を探す

建物についてのコンセプトや建築業者が決まったら、次に土地を探していきましょう。
住みたいエリアを決めるのはもちろんですが、予算や広さについても考慮する必要があります。

土地探しを成功させたいなら、工務店に探してもらうのもおすすめです。
工務店は地元密着型の営業をしているため、地域の情報に精通しています。
また、地元に強力なパイプを持っている工務店なら、市場には出回らない良い土地を見つけてくれる可能性もあるでしょう。

関連記事:成功する土地探しのコツ

ステップ⑤土地の売買契約/敷地・地盤調査

理想の土地が見つかったら、敷地・地盤調査を行ったうえで、土地の売買契約を進めていきます。
敷地調査とは、その土地にどんな家を建てられるのか、法律上の規制などを調査することです。地盤調査とは、家を建てて安全に住める土地なのかどうか、地盤の調査を行います。
それぞれ10万円程度の費用がかかるので、あらかじめ考慮したうえで、家づくりの予算を計画しましょう。

また、土地の売買契約時には、手付金として10%程度の支払いが必要となります。

ステップ⑥間取りやデザインの打ち合わせ

土地の売買契約が終わったら、家づくりの本格的な打ち合わせをスタートしましょう。
最初に決めた家づくりのコンセプト、こだわりたいポイントを工務店に伝えたうえで、設計プランと見積もりを提案してもらいましょう。

工務店なら費用を抑えた建築が可能ですが、あまりにもこだわりを詰め込み過ぎると予算オーバーとなる可能性が高いです。優先順位を決めたうえで、節約できるところは節約をして、予算通りの家づくりができるよう心がけましょう。

関連記事:注文住宅で節約するならどこ?コストダウン可能な8つのポイントを解説

家づくりの本格的な打ち合わせをスタート

ステップ⑦住宅ローンの申請を行う

土地代と建築費が決まったら、住宅ローンの申請を行います。
住宅ローンには事前審査と本審査があり、本審査に通過した後、契約が可能となります。

事前審査には、免許証などの本人確認書類の他に、源泉徴収票などの収入確認書類が必要です。
家づくりをスムーズに進めるためにも、あらかじめ準備しておきましょう。

ステップ⑧土地の購入/建築工事の契約

住宅ローンの審査が完了したら、建築工事の契約に移ります。
契約書類については、不備がないかしっかりと内容を確認することが大切です。

ステップ⑨建築工事の着工

すべての手続きが完了したら、いよいよ建築工事が着工します。
家が完成するまでの工事期間は広さやデザインによって異なるものの、着工から4~6ヶ月程度となるのが一般的です。

また、基礎工事が始まる前には、土地の神様を祀り、工事中の安全を祈願する「地鎮祭」が行われることがあります。
必ず行わなければならない儀式ではないものの、工事関係者や周辺地域の人々とのコミュニケーションを育む良いきっかけになるでしょう。

関連記事:家づくりで最初にすることは何?家が建つまでの流れ・手順を解説

家づくりで押さえておきたいポイント

家づくりで押さえておきたいポイント

家づくりを始めるときは、なぜ家が欲しいのか、いくらで家が建てたいかなどを具体的に考えておくことが大切です。
前述した家づくりのステップでいうと、①と②に当てはまる部分です。

ここに時間をかけてじっくり考えなければ、家づくりを成功させることはできません。
例えば、「庭で野菜を育てたいから」「騒音を気にせず子育てしたいから」など、家が欲しい理由を明確にしておくことで、コンセプトを決めやすくなります。

また、合わせて大切になるのがステップ③の建築業者選びです。
低コストで理想の家を作りたいなら工務店がおすすめと説明しましたが、工務店ならどこでも良いというわけではありません。
職人の腕や経営状態、コミュニケーション力などは工務店によって差があります。
例えば、経営状態が悪い工務店に依頼してしまうと、途中で工事が止まってしまい、家が完成しないという最悪の事態を招くリスクもあります。

関連記事:工務店の選び方、重視したい6つのポイントやおすすめの方法を紹介

家づくりの流れを知って期間・スケジュールを逆算しよう

家づくりを成功させるためには、コンセプトや予算を丁寧に決めることが重要です。
建築工事には少なくとも4~6ヶ月程度の期間、土地探しや住宅ローンの申請も含めると、家づくりには8~15ヶ月ほどの期間が必要だと言われています。
家づくりの基本的な流れを把握したうえで、いつまでに何が必要かを逆算しながら、スケジュールをしっかりと管理することが必要です。

石原工務店は、湘南・鎌倉・藤沢エリアで江戸時代から家づくりを続けてきた歴史ある工務店です。お客様のこだわりを反映させた家づくりのお手伝いをしており、提案力・コミュニケーション力には自信があります。

また、セッション形式の「家づくり勉強会」も定期的に開催しています。

まずは家づくりに関する知識を身につけたいという方はもちろん、石原工務店の雰囲気を確かめたいという方もぜひお気軽にご参加ください。

 

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/一級建築士

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