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注文住宅の資金計画を立てる3つのステップ!資金計画を立てる際のポイントや住宅ローンの基礎知識を解説!

注文住宅を購入する際には、自由度の高さが魅力である一方で、予算管理が非常に重要になります。しかし、多くの方が以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。

  • 「注文住宅を建てたいけど、資金計画の立て方が分からない…」
  • 「住宅ローンの借入額や返済プランをどう決めればいいのか不安」
  • 「自己資金や諸費用など、何にどれくらいの費用がかかるのか知りたい」

本記事では、資金計画を立てるための3つのステップや、住宅ローンの基礎知識、費用の内訳などを分かりやすく説明します。

これから注文住宅を検討する方にとって役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅を購入する際の資金計画の重要性

注文住宅を購入する際の資金計画の重要性

注文住宅を購入する際は、自由度の高い間取りやデザインを実現できる一方で、費用が大きくなりやすいという特徴があります。

憧れを実現するために、ついこだわりを盛り込みすぎて予算をオーバーしてしまうケースも少なくありません。こうした失敗を防ぐために重要なのが、綿密な資金計画です。

資金計画をしっかり立てることで、現在の家計状況や将来的な収入・支出を見極め、無理のない返済プランが組めます。さらに、住宅ローン審査に通るために必要な自己資金や頭金の準備をスムーズに進めることができる点も大きなメリットです。

将来的なライフプランを考慮しつつ、安全圏の予算を設定しておくことが、注文住宅を安心して建てるための第一歩となります。 

 

資金計画の基本ステップ

資金計画の基本ステップ

自己資金の把握

注文住宅の資金計画を立てるうえで、まずは自分がどれだけの自己資金を用意できるかを明確にする必要があります。

貯蓄額だけでなく、親からの援助や他の資金源がある場合はその金額も含め、現時点で使える金額を正確に把握しましょう。

また、予想外の出費に備えて、ある程度の生活防衛資金を残すことも重要です。 

住宅ローンの借入可能額を確認

自己資金が把握できたら、次に確認したいのが住宅ローンでどれだけ借りられるかです。

金融機関のホームページなどで公開されている「住宅ローンシミュレーション」や「借入可能額シミュレーション」を利用することで、おおよその借入額の目安を把握できます。

実際には個人の収入や勤続年数、信用情報などによって融資額は異なるため、早い段階で銀行などに相談することが望ましいです。 

総予算を決める

自己資金と借入可能額がわかったら、これらを踏まえて総予算を設定します。

総予算を決める際には、本体工事費だけでなく、付帯工事費や諸費用、必要に応じて土地取得費用も考慮する必要があります。

注文住宅はオプションや仕様によって金額が大きく変動しますので、あらかじめ「ここまでなら出せる」という上限を明確に決めておくことが大切です。 

 

注文住宅にかかる主な費用内訳

注文住宅にかかる主な費用内訳

本体工事費

注文住宅のメインとなる費用が「本体工事費」です。これは建物本体を建築するための費用で、基礎工事、木材や鉄骨などの構造材、屋根・外壁・内装工事、設備などが含まれます。

注文住宅の場合は、仕様や材料のグレード、断熱性能の高さなどによって費用が変動しやすい点に注意が必要です。 

付帯工事費

本体工事費以外の工事費用が「付帯工事費」です。代表的なものとしては、敷地の造成や地盤改良、外構工事(駐車場や庭、門扉、塀などの設置費用)などが挙げられます。

注文住宅を建てる土地の状況次第で、地盤改良や浄化槽・水道引き込みなどの費用がかさむ場合がありますので、事前に調査しておくことが大切です。 

諸費用(設計費、申請費用など)

設計費や申請費用、住宅ローンの事務手数料、火災保険や地震保険などの保険料、引っ越し費用などの諸費用も忘れてはいけません。

設計事務所やハウスメーカーに依頼する場合、プランの作成や打ち合わせにかかる費用が発生することがあります。特に、住宅ローンや各種保険に関する費用は見落としがちなので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。 

土地取得費用(必要な場合)

土地をすでに所有していない場合は、土地の取得費用が大きな部分を占めます。

土地の購入にあたっては、土地代だけでなく仲介手数料や登録免許税、不動産取得税などの税金・諸費用もかかります。

また、土地に古家がある場合は解体費用が、造成が必要な場合は造成費用が必要になることもあるため、購入前に細かく見積もりを立てておくことが重要です。

 

住宅ローンの基礎知識と選び方

住宅ローンの基礎知識と選び方

住宅ローンの種類

住宅ローンには、大きく分けて「民間ローン」と「公的ローン(フラット35など)」があります。民間ローンはメガバンクや地方銀行、ネット銀行などが提供しており、借入条件や金利、特典などが多様です。

一方、フラット35などの公的ローンは、一定の要件を満たせば長期固定金利で借りられるというメリットがあります。自分のライフスタイルや今後の予定に合わせて、どのローンが合っているかを検討しましょう。 

金利タイプの選び方

金利タイプには、「固定金利型」「変動金利型」「固定期間選択型(当初固定型)」などがあります。

・固定金利型

返済期間中の金利が変わらないため、将来の返済額が安定しやすい。

・変動金利型

市場金利によって定期的に金利が見直されるため、金利が下がれば返済額も減る一方、金利上昇時には返済額が増えるリスクがある。

・固定期間選択型

一定期間は固定金利、その後は変動金利に切り替わるタイプ。初期の返済計画を立てやすいが、固定期間終了後の金利の変動リスクがある。

金利タイプの選び方は、将来の収入見通しや返済期間、リスク許容度によって異なります。複数の金融機関のプランを比較したうえで、自分に合った金利タイプを見極めましょう。 

返済期間と毎月の返済額のバランス

住宅ローンを選ぶ際には、返済期間の長さと毎月の返済額のバランスが重要です。

返済期間を短く設定すると、総支払額は少なくなる一方で毎月の返済負担が大きくなります。

逆に、返済期間を長く設定すれば月々の返済額は抑えられますが、そのぶん利息の総支払い額が増える可能性があります。

ライフプランや収入見込みを考慮しながら、無理なく支払える期間と返済額を検討しましょう。

ボーナス時の返済を増やす「ボーナス併用払い」などもありますが、景気変動や会社の業績に左右されやすいため、安易に設定しないことをおすすめします。

 

資金計画を立てる際のポイント

資金計画を立てる際のポイント

自己資金(頭金)の目安

注文住宅の購入では、一般的に物件価格の10〜20%ほどを頭金として準備するのが目安とされています。頭金を多めに用意できれば住宅ローンの借入額を減らすことができ、月々の返済負担を軽減できます。

一方で、頭金を出しすぎて生活防衛資金が不足すると、予期せぬ出費に対応できなくなるリスクもあるためバランスが重要です。 

返済負担率の確認する

返済負担率とは、年収に対して住宅ローン返済額が占める割合を指します。一般的には、返済負担率が25〜30%以内に収まることが望ましいとされています。

無理のない返済負担率に収めることで、住宅ローン以外の生活費や教育費、将来の貯蓄を圧迫しにくくなります。複数の金融機関の審査基準や金利条件を比較し、自分の返済負担率をしっかり把握しましょう。 

ライフプランの考慮する

注文住宅は長期間にわたる大きな買い物です。家族構成の変化(子どもの誕生、進学、独立など)や将来的な転職、定年などを踏まえてライフプランを考慮することで、将来の支出増加にも対応しやすい計画を立てることができます。

また、予備資金を確保し、住宅ローンの繰り上げ返済やリフォーム・メンテナンス費用に充当できるよう備えておくと安心です。

 

まとめ

注文住宅は自由度の高さが魅力ですが、その分費用も大きくなりがちです。しっかりとした資金計画を立てることで、無理のないローン返済や将来のライフプランに合わせた住まいづくりが可能になります。

理想の住まいを手に入れるためにも、注文住宅を建てる際は十分な情報収集と計画的な資金管理を心がけましょう。 

藤沢で注文住宅をお考えの方は、地元の環境に詳しい石原工務店にぜひご相談ください。

耐震性に優れた家づくりや自然素材を取り入れた温かみのあるデザインを提案しており、豊富な実績で理想の住まいを実現できるでしょう。

家づくりに関する疑問や悩みがあれば、いつでもお気軽に石原工務店にご相談ください!

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/
不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/
一級建築士

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石原貴司氏
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