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注文住宅・リフォームにおけるユニットバスのメリット・デメリット!初心者向けにわかりやすく解説!

新築やリフォームを検討されている方のなかには、ユニットバスのメリットやデメリット、選び方などに悩まれる方も多いのではないでしょうか。 

ユニットバスはその利便性やコストパフォーマンスの高さから、幅広い住宅で採用されていますが、一方で選ぶ際にはいくつかの注意点もあります。

 ユニットバスに関して、よく聞かれるお悩みは次のとおり。

  • 「コスパ重視だけど、ユニットバスってデザイン性はどうなの?」
  • 「掃除が楽になるって聞いたけど、デメリットはないの?」
  • 「選び方がわからなくて、迷ってしまう…」

そこで今回は、ユニットバスの基本情報からメリット・デメリット、選び方のポイントまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

 ぜひ本記事を参考に、ご自身にぴったりのユニットバスを見つけてください。

 

ユニットバスとは?

ユニットバスとは?

まずはユニットバスの定義と種類、ユニットバスが広く採用されている理由などを紹介していきます。

ユニットバスの定義と種類

ユニットバスとは、浴室全体が工場で製造されたパーツを現場で組み立てることで完成する一体型のバスルームのことを指します。

床や壁、天井が隙間なく接合され、防水性が高く、メンテナンスがしやすいのが特徴です。

ユニットバスの種類は、こちら。

ユニットバスの種類

詳細

3点ユニットバス

・浴槽、トイレ、洗面台が一体となったタイプ

・主に賃貸物件やホテルで採用されている

セパレートユニットバス

・浴槽とトイレが分かれているタイプ

・主に家庭用住宅や高級ホテルで採用されている

カスタマイズ型ユニットバス

・ユニットバスの構造を保ちながら、デザインや機能性を自由に選べるタイプ

ユニットバスは、用途や予算、設置場所に応じて最適なタイプを選ぶことができます。それぞれの特性を理解し、自分に合った種類を選びましょう。

ユニットバスが広がった理由とは?

ユニットバスが広く普及した理由の一つに、施工性とコストパフォーマンスの高さがあります。

在来工法と比べ工期が短く、品質が一定であるため、住宅建築の効率を大幅に向上できる点が特徴です。

ユニットバスが広がった背景は、次のとおり。

  • 短期間で施工可能:工場でパーツを一括生産し、現場では簡単な組み立て作業のみで完成できる
  • コスト削減:効率的な生産により、材料費や施工費が抑えられる
  • 防水性の高さ:パーツが一体型で作られているため、水漏れのリスクが少ない
  • メンテナンス性の向上:汚れが付きにくい素材や交換しやすい設計になっている

特に都市部の賃貸物件やホテルでは、短期間で大量にバスルームを設置するニーズが高く、ユニットバスはその課題解決に大いに役立っています。

このように、機能性と効率性が求められる場面で、ユニットバスは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

 

ユニットバスのメリット3選

ユニットバスのメリット3選

ユニットバスは、効率的な設計と実用性から多くのメリットがあります。

ここからは、特に注目すべき3つの利点を解説していきます。

 

①コストパフォーマンスが高い

ユニットバスは工場で大量生産されるため、従来の在来工法と比べて製造コストが大幅に削減できる点が特徴です。

  • 低予算での導入が可能:限られた予算でリフォームや新築を考えている場合、ユニットバスは非常に有効な選択肢といえる
  • 長期的なメンテナンスコストの軽減:耐久性の高い素材を使用しているため、修繕費用も比較的少なくできる

上記の理由から、ユニットバスはコストを抑えつつも品質を重視したい方に最適といえるでしょう。

②簡単に施工ができる

ユニットバスはパーツが事前に工場で組み立てられているため、現場ではわずか数日で設置が完了します。

  • 工期の短縮:通常、在来工法での浴室施工には1週間以上かかる場合が多いですが、ユニットバスなら1〜2日程度で完了する場合もある
  • トラブルの軽減:現場での作業が少ないため、施工ミスや不具合のリスクが低い

このように、施工の効率性を求める場合にユニットバスは非常に有効な選択肢といえます。

③清掃や手入れも手軽にできる

ユニットバスは防水性の高い一体型構造が特徴で、日々の掃除やメンテナンスが楽です。

  • 汚れがつきにくい表面素材:浴室の壁や床は、汚れを簡単に拭き取れる素材で作られている
  • カビ対策が容易:シームレスな構造で、カビが発生しにくい設計になっている

上記から、掃除や手入れに時間をかけたくない方にとってもユニットバスは最適です。

 

ユニットバスのデメリット3選

ユニットバスのデメリット3選

ユニットバスには多くの利点がある一方で、注意すべき欠点もいくつかあります。

ここからは、代表的なデメリットを解説していきます。

①スペースの制約がある

ユニットバスはコンパクトな設計が基本のため、広さを重視する方には不向きな場合があります。

  • 狭さを感じる:浴槽や洗い場のスペースが限られており、リラックスした入浴を楽しむには物足りないと感じる場合もある
  • ファミリーには不向き:家族全員で使うには窮屈に感じる場合がある

このように、広々とした空間を求める方にはユニットバスは適さない場合があります。

②カスタマイズに限界がある

ユニットバスはあらかじめ決められた規格で作られているため、自由にデザインや機能を追加することが難しいです。

  • 個別の要望に応じにくい:色や素材、レイアウトなどを細かく指定できない
  • 高級感に欠ける:在来工法に比べ、デザイン面での柔軟性が劣る場合もある

そのため、オリジナリティや高級感を重視する場合は、別の選択肢を検討する必要があるといえるでしょう。

③通気性が悪く、カビが生えやすい

ユニットバスの密閉性の高さは防水性の向上には役立ちますが、その通気性の悪さがデメリットともいえます。

  • 湿気が溜まりやすい:十分に換気を行わないと、カビや臭いが発生しやすくなる
  • 結露が発生する:特に冬場は結露が溜まりやすく、定期的な掃除が必要になる

ユニットバスを導入する際は上記の点を考慮し、適切な換気や防カビ対策を行うことが重要です。

 

ユニットバスの選び方:ポイント3選

ユニットバスの選び方:ポイント3選

ユニットバスを選ぶ際は、自分のライフスタイルや住宅の条件に合ったものを選ぶことが重要です。

ここからは、ユニットバスを選ぶ際に注目すべき3つのポイントを紹介していきます。

①使用目的に合ったサイズを選ぶ

ユニットバスはさまざまなサイズが展開されているため、用途や設置スペースに応じて、適切なサイズを選ぶことが大切です。

  • 一人暮らし向け:コンパクトなサイズで、省スペース設計が特徴
  • ファミリー向け:家族全員が快適に使える広めのサイズ

使用する人数や目的に応じたサイズを選ぶことで、快適性と効率性を両立できるでしょう。

②機能性を重視して選ぶ

ユニットバスには多機能なモデルが増えており、必要な機能を選ぶことがポイントです。

  • 浴室乾燥機や暖房機能:冬場の入浴や雨の日の洗濯物乾燥に便利
  • バリアフリー設計:段差が少なく、高齢者や子どもにも優しい

自分や家族のニーズに合った機能を選ぶことで、日常生活の快適性も向上できるでしょう。

③デザインや素材で選ぶ

ユニットバスのデザインや素材も、選ぶ際の重要なポイントです。

特に、見た目や使い心地にこだわりたい場合は注目すべき点といえます。

  • 高級感のあるデザイン:上質な素材やスタイリッシュなデザインを採用している
  • お手入れのしやすい素材:汚れがつきにくく、掃除が簡単な素材になっている

デザインや素材にこだわることで、満足度の高いユニットバスを実現できます。

上記のポイントを踏まえて、自分の生活スタイルや希望に最も合ったユニットバスを選びましょう。

 

ユニットバスはどんな人におすすめ?

ユニットバスはどんな人におすすめ?

ユニットバスは、その便利さとコストパフォーマンスから、特定のニーズを持つ人々に特に適しています。

ここからは、ユニットバスはどんな人におすすめなのかを具体的に紹介していきます。

賃貸物件に住む単身者

ユニットバスはコンパクトな設計が基本で、単身者にぴったりの選択肢です。

  • 省スペースで効率的:限られたスペースに最適なレイアウト
  • 掃除が簡単:一体型構造で手間をかけずに清潔を保てる

上記より、一人暮らしなどの快適性を向上させられる点がユニットバスの魅力の一つといえます。

とにかくコストを抑えたい人

ユニットバスは、コストを重視する方にも最適な選択肢といえます。

  • 低価格で導入可能:在来工法に比べ、安価に設置できる
  • メンテナンス費用も安い:耐久性が高く、修繕頻度が少ない

予算に制約がある場合でも、ユニットバスを採用することで高品質なバスルームを作ることができるでしょう。

 

バスルームの掃除を楽にしたい人

掃除が苦手な方や忙しい日常を送る方にとって、ユニットバスの手入れのしやすさは大きな魅力といえます。

  • 防水性の高い素材:汚れがつきにくく、拭き取りが簡単
  • カビ対策が簡単:シームレス構造でカビが生えにくい

日々の掃除に手間をかけたくない方には、ユニットバスがおすすめです。

短時間で新築やリフォームを進めたい人

工期が短いユニットバスは、時間に制約がある方にも向いています。

  • 設置がスピーディ:数日で施工が完了できる
  • 引っ越しやリフォームに最適:短期間でバスルームを刷新できる

上記により、リフォームや新築の計画を短期間で済ませたい人にもおすすめといえます。

バスルームに特別なデザインを求めない人

ユニットバスはシンプルなデザインが多いため、見た目よりも実用性を重視する方に適しています。

  • 標準的なデザインで十分:派手な装飾が必要ない方に最適
  • コストとのバランスが良い:デザイン性を抑えた分、価格が手頃

実用性を優先したい方にとって、ユニットバスは非常に合理的な選択といえるでしょう。

上記の特徴から、ユニットバスは多様なニーズに応えるバスルームとして、多くの場面で役立つ選択肢となっています。

 

こんな人にはユニットバスはおすすめできません

こんな人にはユニットバスはおすすめできません

ユニットバスは便利でコストパフォーマンスの高い選択肢といえますが、すべての人にとって最適とは限りません。

ここからは、ユニットバスが不向きなケースを解説していきます。

バスルームの広さやデザイン性を求める人

ユニットバスは規格化されたデザインが多く、広さや個性的なデザインを求める方には適していないといえるでしょう。

  • 広々とした空間を希望する人:ユニットバスはコンパクトな設計が基本のため、開放感が不足する場合がある
  • デザインにこだわりがある人:オリジナルのデザインや高級感のある素材はユニットバスでは選びにくい

上記の特徴があるため、バスルームをリラックス空間として重視する方には、在来工法での浴室を検討するのがおすすめです。

耐久性の高いバスルームを求める人

ユニットバスは利便性を重視しているため、長期間の使用や高い耐久性を求める場合には不向きな場合があります。

  • 頻繁に使用する家庭:ユニットバスは部品交換が前提の設計が多いため、耐久性が弱い場合がある
  • 極端な環境での使用:温度や湿度が極端に高い環境では、素材の劣化が早まる可能性がある

上記の条件に該当する場合は、耐久性を重視した施工方法を選ぶことをおすすめします。

これらの理由から、ユニットバスが持つ制約を理解したうえで、自分のニーズに最適な選択肢を見極めることが大切といえるでしょう。

 

ユニットバスの掃除とメンテナンス方法

ユニットバスの掃除とメンテナンス方法

ユニットバスを清潔に保つためには、定期的な掃除とメンテナンスが欠かせません。

防水性が高く掃除がしやすい構造とはいえ、放置するとカビや汚れが発生することもあるため、効果的な掃除とメンテナンスのポイントを紹介します。

日々のお手入れ

詳細

使用後にシャワーで洗い流す

壁や床に付着した石鹸カスや汚れをその日のうちに流しておく

換気を徹底する

使用後は換気扇を回し、湿気を残さない

定期的な
メンテナンス

詳細

防カビスプレーを使用する

1週間に1度程度、防カビスプレーを使用し、カビの発生を防ぐ

水垢を除去する

月に1度程度、水垢用の洗剤で蛇口やシャワーヘッドを掃除する

排水口を掃除する

髪の毛やゴミが溜まりやすい排水口は定期的に掃除する

さらに、長期的な対策として壁や床に汚れが付きにくいコーティング剤を塗ることで日常の掃除の手間も軽減できるでしょう。

ユニットバスの掃除とメンテナンスを習慣化することで、清潔で快適なバスルームを維持できます。手軽なお手入れをコツコツ行うことが、美しさを保つ秘訣といえます。

 

まとめ:ユニットバス選びに悩まれた方は、石原工務店にお任せください!

ユニットバスの選び方は、使用目的や予算、設置場所、さらにはデザインや機能性といったさまざまな要素を総合的に考慮することが重要です。

 適切なユニットバスを選ぶことで、快適で機能的なバスルームを実現できるでしょう。

最後に、本記事で紹介したユニットバスのメリット・デメリットをおさらいします。

ユニットバスのメリット

ユニットバスのデメリット

コストパフォーマンスが高い

スペースの制約がある

簡単に施工ができる

カスタマイズに限界がある

掃除や手入れも簡単にできる

通気性が悪く、カビが生えやすい

上記の特徴を理解したうえで、自分の生活スタイルやニーズに最適なユニットバスを選ぶことが大切です。

なお、石原工務店では、お客様のご要望や住宅の条件に応じた最適なユニットバスのご提案を行っています。バスルームの快適性を最大化し、日々の生活をより充実させるお手伝いをいたします。

ユニットバス選びにお悩みの方やどのようなタイプが最適かわからない方は、ぜひ石原工務店にご相談ください!

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/
不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/
一級建築士

詳しくはこちら >

石原貴司氏
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