歴史のロマン感じる鎌倉~埋蔵文化財包蔵地

土地

 

鎌倉市内で着工した新築現場は、地盤改良が必要な土地なのですが、「古都鎌倉」ならではのある問題がありました。
それは、タイトルにもあるように「埋蔵文化財包蔵地」ということ。どんな問題なのでしょう?

こんにちは。
石原貴司です。

「埋蔵文化財包蔵地」とは、いわゆる埋蔵文化財を包蔵する土地として周知されている土地で、石器や土器などが出土する可能性や、住居跡、貝塚、古墳などの遺跡が埋もれているかもしれない土地であると、地域社会で認識されている土地のことです。そして、そのような土地は、建築工事等で一定以上の掘削をする際には、鎌倉市教育委員会へ届け出が必要となります。鎌倉市内、特に旧鎌倉と呼ばれるエリアはほぼ全域が「埋蔵文化財包蔵地」なのです。

地盤改良工事というと、杭を打つ方法が思い浮かぶかと思いますが、そのためには規定の深さ以上掘る必要があります。そうなると、改良工事の前に発掘調査が必要となってしまうのです。調査が完了するまでに数年かかってしまうこともしばしば・・・。しかも調査費用を負担しなければならないというデメリットも!

それを回避するための方法として、鎌倉市内「埋蔵文化財包蔵地」での地盤改良には、GRRシート工法による地盤改良工事が多く行われています。GRRシート工法とは、基礎の下の部分に、規定の厚さの砕石をサイドローラーで転圧し、その中にシートを敷くことにより、不動沈下を防ぐ工法です。GRRシート工法であれば、発掘調査を必要としない範囲で工事できます。また、シートはポリプロピレン100%でできているため、建物解体時には焼却処理が可能で、原状復帰しやすいというメリットもあります。

家の下に鎌倉時代の人々の生活を知る貴重な遺跡や手掛かりが眠っていると思うと、何だか歴史のロマンを感じますね~。ですが、実際問題ちょっと厄介な問題にもなり得るんです。鎌倉での家づくりにはこのようなちょっと特殊な問題も時には起こりますので、皆様ご注意を!

それでは・・・!

 

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