災害時に強いお寺づくり
茅ヶ崎市内にあるK寺。
本堂の横には客殿が静かに佇んでいます。
思わず背筋をシャンと伸ばしたくなります。
でも、安心してください。
ここは肩ひじ張らず安心して入ることができる客殿です。
東日本大震災発生時、こちらのご住職様は被災地へ復旧ボランティアに行かれた際
お寺が避難所として開放されていた様子を見たことから
「お寺は、地域住民のためのシェルターにならなければ」と強く実感されたそうです。
そこで、今回の客殿施工は心地よい祭事場を設けるのはもちろんのこと、
災害時発生時に地域住民が避難所として快適に過ごせるよう
バリアフリーとシェルター機能も兼ね備えたつくりとなっています。
圧迫感なく華美になりすぎない入口
広々としたスロープと手すりが建物に馴染んでいます
立派な欅の柱が迎えてくれます
この柱は、職人が丸太の状態から一週間かけて仕上げたものです
ニッチがある紅柄色のアクセントウォールは気品があふれています
玄関入ると目の前には祭事場
各部屋への動線は短くし、移動がスムーズです
全室ハイドア・ハイサッシとなっており
閉塞感なく広々とした廊下
まるでホテルのような空間です
みんなのトイレ
介助スペースもしっかり確保できる広さです
手すりは左右に設置しているので介護を必要とする方の身体への負担も軽減します
収納式おむつ交換台も完備