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注文住宅のランニングコストはどのくらい?内訳・節約方法・建売住宅との比較まで徹底ガイド!
資金計画・補助金

注文住宅を検討する際は、建築費以外にも住んでから継続的にかかるランニングコストが気になりますよね。
本記事では、注文住宅を建てた後に必要となるランニングコストの主な内訳や節約方法、建売住宅とのコストの違いも詳しく紹介します。
理想の住まいづくりの参考にしてください。
注文住宅のランニングコストとは?

注文住宅のランニングコストとは、住宅の建築後に定期的に発生する費用のことです。
主なものとしては、電気やガス、水道などの光熱費、毎年支払う固定資産税や都市計画税、さらに住宅を維持するためのメンテナンスや修繕費などがあります。住宅の購入費用に注目されがちですが、実はこのランニングコストも家計に大きく影響します。
建築時にどのような設備や素材を選ぶかで、将来的なランニングコストが大きく変わるため、建てる前にしっかり確認して計画を立てておくことが重要です。
注文住宅のランニングコストの内訳と目安

注文住宅に住み始めてから発生する主な費用にはどのようなものがあるでしょうか。
それぞれの費用項目と一般的な相場を確認して、住んだ後の家計をイメージできるようにしましょう。
光熱費(電気・ガス・水道代)
注文住宅における光熱費は、住宅の性能や設備によって大きく異なります。
一般的な4人家族で考えると、月々の光熱費の相場はおよそ2~3万円です。ただ、住宅の断熱性や省エネ性能が高い設備を導入することで、光熱費を大きく削減できます。
実際に高性能な断熱材や太陽光発電システム、エコキュートなどを導入した家庭では、月1万円以下に抑えられることも珍しくありません。
設計段階から省エネを意識した住宅を建てることが、家計の負担を軽減するポイントになります。
固定資産税と都市計画税
固定資産税は、土地や建物の評価額を基に算出される税金で、注文住宅の場合は年間で10~20万円程度が一般的な相場です。
さらに都市計画税がかかる地域では、年間で数万円の負担が追加されます。住宅の規模や立地条件によって税額が変動するため、住宅を購入する前に自治体に問い合わせておくと安心です。
固定資産税は住宅取得後の数年間、減税措置が適用されることもありますので、その制度も確認しておきましょう。
メンテナンス・修繕費用
注文住宅を長く快適に維持するためには、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。
一般的なメンテナンス費用は年間約10万円が目安ですが、外壁塗装や屋根修繕といった大規模な工事が必要な場合は、一度に数十万円から100万円以上かかることもあります。そのため、修繕費用は計画的に積み立てておくことが重要です。
また、初期段階から耐久性が高く、メンテナンスが容易な素材を選ぶことで、将来的な負担を抑えることが可能になります。
注文住宅のランニングコストを節約するためのポイント

注文住宅のランニングコストは工夫次第で大きく抑えることが可能です。
ここでは、家づくりの段階から取り入れられる節約方法を紹介します。
将来を見据えて効率的なコスト削減を目指しましょう。
高断熱・高気密住宅にする
住宅の断熱性や気密性を高めることで、光熱費を大幅に節約できます。
外壁や屋根、窓に高性能な断熱材や二重ガラス、樹脂サッシを取り入れることが効果的です。これらを採用すると冷暖房効率が高まり、エアコンの使用量も減らせます。結果的に、年間で数万円単位の光熱費削減につながるケースも珍しくありません。
住宅の性能を高めることは、快適な暮らしと経済的なメリットの両方を手に入れることにつながります。
メンテナンスが少ない素材や設備を選ぶ
注文住宅を建てる際には、耐久性が高くメンテナンスの手間や頻度が少ない素材や設備を選ぶこともポイントです。
たとえば、外壁や屋根には耐久性が高く劣化しにくい素材を選ぶと、定期的な塗装や補修の頻度が減り、修繕費用を大きく節約できます。
初期投資はやや高くなりますが、将来的にかかる費用を大幅に抑えられるため、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
太陽光発電や省エネ設備を活用する
太陽光発電システムや省エネ設備を導入することも、ランニングコスト削減に大変効果的です。
特に太陽光発電なら、自宅の電力をまかなうだけでなく、余剰電力を売電し収入を得ることも可能でしょう。また、エコキュートやHEMS(家庭用エネルギー管理システム)といった設備を併用することで、家庭全体のエネルギー効率が向上し、節約効果はさらに高まります。
初期費用がかかる点はネックですが、補助金制度を活用すれば費用負担は軽減可能です。長期的な節約を目指すなら、ぜひ取り入れたい設備です。
注文住宅と建売住宅のランニングコスト比較

注文住宅と建売住宅では、ランニングコストにどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの住宅の特徴を理解し、費用面でどちらが自分のライフスタイルに合っているかを見ていきましょう。
初期費用とランニングコストのバランスの違い
注文住宅は間取りや設備などを自由に決められる分、初期費用はやや高めになります。
しかし、初めから断熱性や耐久性にこだわった選択ができるため、光熱費や修繕費などのランニングコストを抑えることが可能です。一方、建売住宅は初期費用を比較的低く抑えられますが、建築時に性能面の選択肢が少なく、後々の維持費が高くなるケースがあります。
初期費用を抑えることを優先するか、それとも長期的な費用削減を目指すか、自分の将来的な計画を考えて選択しましょう。
光熱費・修繕費に関する比較ポイント
注文住宅では、設計の自由度が高いため断熱性や省エネ性能に優れた設備を導入できます。
そのため、毎月の光熱費を抑えることが比較的容易です。さらに、耐久性に優れた素材や設備を選ぶことも可能で、修繕頻度を減らしてメンテナンス費用を抑えることにもつながります。一方の建売住宅は、設備や素材の選択肢が限られていることが多く、長期的には光熱費や修繕費が高くなりがちです。
ランニングコストの観点からみると、注文住宅の方が長い目で見てお得になる可能性が高いでしょう。
注文住宅のランニングコストに関するよくある質問

注文住宅のランニングコストについては、多くの人が似たような不安や疑問を抱いています。
ここでは、よくある質問をまとめたので、気になるポイントをしっかり押さえておきましょう。
ランニングコストは事前に正確に計算できる?
ランニングコストを完全に正確に予測するのは難しいですが、ある程度の概算は設計段階で可能です。
たとえば、住宅の広さや間取り、使用する設備や素材の性能によって、光熱費やメンテナンス費用の目安を算出できます。実際にハウスメーカーや工務店では、シミュレーションツールを使って具体的な費用のイメージを提示していますので、相談してみると良いでしょう。
事前に概算を把握することで、安心して予算計画を立てられます。
ランニングコストは住宅ローンに含められる?
注文住宅を購入する際、ランニングコストは住宅ローンに含めることはできません。
住宅ローンはあくまでも土地や建物といった購入費用に対するもので、光熱費や修繕費、税金といった継続的にかかる費用は別途自己資金で計画する必要があります。したがって、注文住宅を建てる際には、ローン返済とは別にランニングコストの資金計画もきちんと立てておくことが大切です。
事前の計画次第で、将来的な家計の負担を抑えられます。
ランニングコストまで考えた注文住宅で理想の暮らしを
注文住宅を建てる際は、初期費用だけでなく住んでからのランニングコストまで含めてトータルで考えることが大切です。
特に、湘南エリアや鎌倉エリアなど地域ごとの特徴をよく理解した工務店なら、気候や立地条件に合わせて、適切なランニングコスト削減の提案ができます。
石原工務店は湘南エリアに密着し、地域特有の環境を考慮した高性能住宅づくりをサポートしています。
ランニングコストを抑えながら長く快適に暮らせる家づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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