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工務店と建築会社の違いとは?家づくりで後悔しない選び方

家づくりを検討し始めると、「工務店」と「建築会社」の違いが分かりにくいと感じる人は少なくありません。

どちらも住まいを建てる会社ですが、体制や得意分野、家づくりの進め方には違いがあります。

言葉の違いだけで判断すると、自分に合わない依頼先を選んでしまうことも考えられます。

ここでは、工務店と建築会社それぞれの特徴を整理し、家づくりで後悔しないための考え方を紹介します。

 

工務店と建築会社は何が違う?

工務店と建築会社は何が違う?

工務店と建築会社は、どちらも家を建てる点では同じですが、役割や立ち位置には違いがあります。

まずは全体像を押さえ、それぞれがどのような特徴を持つ存在なのかを確認しておくと、以降の比較が分かりやすくなります。

どちらも家を建てるが役割や立ち位置が異なる

工務店と建築会社は、法律上は明確に区別されているわけではありません。

どちらも建設業者として住宅を建てられます。ただし、実際の業務内容や関わり方には差が見られます。

一般的に工務店は、設計から施工までを一貫して担うケースが多く、地域に根ざした家づくりを行う傾向があります。一方、建築会社は設計や施工を分業し、住宅以外の建築も幅広く扱うことが特徴です。

この立ち位置の違いが、家づくりの進め方や相談のしやすさに影響してきます。

規模や体制の違いが家づくりの進め方に表れる

工務店と建築会社の違いは、会社の規模や体制にも表れます。工務店は少人数で運営されていることが多く、担当者との距離が近い点が特徴です。

そのため、要望の共有や細かな調整がしやすい傾向があります。

建築会社は組織的な分業体制をとる場合が多く、効率的に業務が進む反面、担当者が分かれることもあります。

こうした体制の違いは、打ち合わせの進め方や完成までのプロセスに影響するため、事前に把握しておくことが大切です。

 

工務店の特徴と向いている人

工務店の特徴と向いている人

工務店は、地域に根ざした家づくりを行うケースが多く、住まいに関する相談を身近にできる存在です。

設計や施工の自由度にも特徴があり、注文住宅との相性を重視する人から選ばれています。

ここでは、工務店ならではの特徴と、どのような人に向いているかを整理します。

地域密着で相談しやすい体制が整っている

工務店の大きな特徴は、地域に根ざした運営を行っている点です。

対応エリアを限定している場合が多く、土地の特性や周辺環境を把握したうえで家づくりを進められます。

担当者との距離が近く、打ち合わせの回数や相談のしやすさに安心感を覚える人も少なくありません。

家づくりの途中で要望が変わった場合でも、柔軟に話を聞いてもらいやすい体制は、工務店ならではの魅力といえるでしょう。

設計や仕様の自由度が比較的高い

工務店は、あらかじめ決められた規格に当てはめるのではなく、設計や仕様を一から検討できることが多いです。

間取りや素材、造作家具などを細かく調整できるため、暮らし方に合わせた住まいを形にしやすくなります。

デザイン性を重視しつつ、使い勝手にも配慮した家づくりを目指す場合、この自由度は大きなメリットです。

注文住宅で「こうしたい」という希望が多い人ほど、工務店の柔軟さが活きてきます。

工務店が向いているケース

工務店は、家づくりの過程を大切にしたい人や、担当者とじっくり相談しながら進めたい人に向いています。

地域の気候や暮らし方に合った提案を重視したい場合にも、選択肢として検討しやすいでしょう。一方で、スピード感や明確に決まった仕様を求める場合は、他の依頼先が合うこともあります。

自分が家づくりで何を重視したいかを整理したうえで選ぶことが大切です。

 

建築会社の特徴と向いている人

建築会社の特徴と向いている人

建築会社は、住宅だけでなくさまざまな建築物を手がけることが多く、組織的な体制で業務を進める点が特徴です。

工務店とは家づくりの進め方や関わり方が異なるため、それぞれの特性を理解しておくと判断しやすくなるでしょう。

ここでは、建築会社ならではの特徴と向いているケースを紹介します。

設計と施工を分業する体制が多い

建築会社では、設計と施工を分業する体制を取ることが一般的です。

設計事務所や社内の設計部門が図面を作成し、現場は施工部門や協力会社が担当します。

分業体制によって業務が効率化され、一定の品質を保ちやすくなっているのです。一方で、設計者と施工者が分かれることで、要望の伝達に工夫が必要になる場面もあります。

打ち合わせの流れや窓口を事前に確認しておくと安心でしょう。

住宅以外も含めた幅広い建築に対応する

建築会社は、住宅だけでなく、集合住宅や店舗、施設など幅広い建築を手がけるケースが多く見られます。

規模の大きな建物や特殊な用途にも対応できる点は、建築会社ならではの強みでしょう。

住宅においても、仕様やプランがある程度固まっている場合は、スムーズに進めやすい傾向があります。

建築実績の幅を確認すると、その会社の得意分野が見えてきます。

建築会社が向いているケース

建築会社は、仕様や要望がある程度決まっており、効率よく家づくりを進めたい人に向いています。

組織的な体制で進行するため、スケジュール管理を重視したい場合にも選ばれやすい傾向があります。一方で、細かな変更や調整を重ねたい場合は、やり取りの方法に注意が必要です。

自分の進め方に合うかどうかを意識して選ぶと、満足度の高い家づくりにつながります。

 

湘南・鎌倉エリアで依頼先を選ぶ視点

湘南・鎌倉エリアで依頼先を選ぶ視点

全国共通の基準だけで判断すると見落としが出やすくなります。気候や土地条件、周辺環境が住み心地に大きく影響するためです。

ここでは、このエリアならではの視点から、依頼先選びで意識したいポイントを確認します。

地域特有の気候や土地条件への理解が欠かせない

湘南・鎌倉エリアは、海に近い立地や高低差のある土地が多く、湿気や風の影響を受けやすい傾向があります。

敷地条件によっては、日当たりや通風に工夫が求められる場面も出てきます。

地域特有の条件を十分に理解しないまま設計を進めると、暮らし始めてから不便さを感じる可能性も否定できません。

土地と建物を一体で捉える視点が、快適な住まいづくりにつながるでしょう。

地域密着型の工務店が力を発揮しやすい

地域密着型の工務店は、周辺環境や土地の特徴を把握したうえで提案できる点が強みです。

過去の施工経験をもとに、気候や条例に配慮した設計を行いやすくなります。

現地を見ながら細かな調整を重ねられる点も、地域密着ならではのメリットです。

湘南・鎌倉エリアで暮らしやすい住まいを目指す場合、地域への理解度も判断材料になります。

 

工務店と建築会社の違いを理解して選択しよう

工務店と建築会社の違いを理解して選択しよう

工務店と建築会社は、どちらが優れているという関係ではなく、家づくりの進め方や得意分野に違いがあります。

重要なのは、違いを把握したうえで自分たちの暮らし方や、価値観に合う依頼先を選ぶことです。  

湘南・鎌倉エリアでは、気候や土地条件、周辺環境を踏まえた設計が住み心地に大きく影響します。

石原工務店では、地域に根ざした工務店として、設計から施工まで一貫して住まいづくりをサポートしています。

家づくりをどこに相談するか迷っている場合は、まず石原工務店に一度相談してみましょう。

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/
不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/
一級建築士

詳しくはこちら >

石原貴司氏
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