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湘南エリアで注文住宅を建てる坪単価の目安は?工務店で建てる場合の費用感を解説

湘南エリアで注文住宅を建てる坪単価の目安は?工務店で建てる場合の費用感を解説

注文住宅を建てるときに多くの人が気にするのが「坪単価」でしょう。

湘南エリアは海に近く、地形や気候の影響を受けやすいため、地域によって建築コストに差が出やすい傾向があります。

この記事では、湘南エリアで家を建てる際の坪単価の目安や、費用が変わる主な要因、コストを抑えるコツを解説します。

地元に根ざした工務店での家づくりを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

坪単価の基本を知って、家づくりの費用感をつかもう

坪単価の基本を知って、家づくりの費用感をつかもう

家づくりにおける「坪単価」の意味や算出方法を理解することは、予算計画の第一歩です。

ここでは、坪単価の考え方と、注文住宅の費用感をつかむポイントを紹介します。

坪単価の意味と計算のしくみ

坪単価とは、建築費を延べ床面積(坪数)で割った金額のことです。

たとえば、総額2,400万円の住宅を40坪で建てる場合、坪単価は60万円となります。ただし、坪単価には設備・外構・設計料などが含まれる場合と含まれない場合があるため、単純な比較はできません。

工務店によって基準が異なるため、見積もりを確認する際は「どこまで含む金額なのか」をしっかり把握することが大切です。

全国と湘南エリアの坪単価の目安

全国平均では、工務店の坪単価はおおむね50~70万円前後です。

一方で湘南エリアでは、土地条件や気候に合わせた耐塩害・耐湿設計が求められることから、60~80万円台が中心になります。海沿いは塩害対策や防湿性の高い建材が必要になるため、やや高めの傾向です。

逆に内陸部ではコストを抑えた設計もしやすく、バランスの取れた坪単価で建てることが可能です。

 

湘南エリアで家づくりの費用が変わる理由

湘南エリアで家づくりの費用が変わる理由

湘南エリアは気候や地形、土地条件によって建築コストが左右されやすい地域です。

海に近い土地や傾斜地など、場所ごとの特徴を踏まえて、費用が変動する主な理由を見ていきましょう。

気候や地盤など地域の特徴による影響

湘南エリアは海風が強く湿度が高い地域のため、住宅には塩害や結露への対策が欠かせません。

耐久性に優れた外壁材や屋根材を選ぶほか、防錆加工を施した金属部材の採用も効果的です。気候に合わせた設計や素材選びは初期費用がやや上がりますが、長期的にはメンテナンスコストを抑え、快適な住環境を保てます。

地域特性を理解した家づくりこそが、坪単価を左右する重要なポイントです。

素材や設備、性能によるコストのちがい

無垢材や自然素材を取り入れた家は、見た目の温かみだけでなく快適性にも優れています。

一方で、断熱性や気密性を高めた高性能住宅では、冷暖房の効率が上がり光熱費を抑えられます。初期投資はやや高くなるものの、快適さと経済性の両立が可能です。

デザインや性能をどうバランスさせるかが、坪単価を決める大きな要素になります。

 

工務店とハウスメーカーで家づくりの費用が変わる理由

工務店とハウスメーカーで家づくりの費用が変わる理由

 

同じように注文住宅を建てても、工務店とハウスメーカーでは費用のかかり方が異なります。

ここでは、坪単価の違いではなく、どのような要因で建築コストに差が生まれるのかを整理して見ていきましょう。

価格構造と費用の仕組みのちがい

工務店とハウスメーカーでは、費用のかかり方に大きな違いがあります。

ハウスメーカーは全国共通のプランをもとに大量生産する仕組みのため、品質が安定しやすい反面、規格外の変更には追加費用が発生しやすい傾向があります。

一方、工務店は地域の職人や協力業者と連携しながら、柔軟にコストを調整できます。

打ち合わせを重ねながら、予算と理想のバランスを取りやすい点が特徴です。

広告費や人件費などの経費構造の差

ハウスメーカーでは、テレビCMや展示場の維持費、全国的な営業体制にかかる人件費などの固定コストが発生します。そのため、建築費にこれらの経費が上乗せされ、坪単価が高くなりやすいのが現状です。

対して工務店は、地域密着で活動しているため、広告費を抑えながらも丁寧な打ち合わせや提案が可能です。

経費を最小限にし、建物本体や仕様に予算を充てられる点が大きな違いといえるでしょう。

自由設計の度合いが費用に影響する

注文住宅では、設計の自由度が高いほどコストが変動しやすくなります。

ハウスメーカーは仕様が標準化されており、オプション追加によって価格が上がるケースが多いです。一方、工務店は柔軟な設計対応ができるため、素材や間取りを工夫すれば、費用を抑えつつ理想の空間の家を作れます。

「オーダー住宅=高い」とは限らず、工夫次第でコスパの良い家づくりが叶う点も魅力です。

 

費用を抑えつつ理想の家を建てるコツ

費用を抑えつつ理想の家を建てるコツ

「コストを下げても快適な家を建てたい」という人は多いはず。

ここでは、費用を抑えながら満足度の高い注文住宅を建てるためのポイントを紹介します。

優先順位を決めてコストバランスを整える

理想の住まいを実現するためには、まず「何を重視したいのか」を明確にすることが大切です。

たとえば、断熱性能や耐久性など長期的な快適さに関わる部分はしっかり投資し、照明や収納など後から変更しやすい部分はコストを抑えるなど、優先順位を決めてバランスを取ると無理のない家づくりができます。

限られた予算の中でも、納得感のある設計を実現できる考え方です。

補助金や助成制度をうまく活用する

家づくりの初期費用を抑えるには、行政が行う補助金や助成制度を上手に活用するのが効果的です。

神奈川県や鎌倉市では、省エネ住宅や再生可能エネルギー設備の導入に対して補助をしており、該当条件を満たせば数十万円の支援を受けられることもあります。

こうした制度を利用すれば、性能の高い住宅をより手の届く価格で建てられるため、コストパフォーマンスの向上につながります。

ランニングコストを見据えた家づくり

坪単価を抑えることばかりを重視すると、住んでからの光熱費や修繕費がかえって高くなる場合があります。

断熱性や気密性を高めることで冷暖房効率が上がり、結果的に月々の電気代を節約できます。また、耐久性の高い外壁材や屋根材を選べば、将来的なメンテナンス費用を抑えられます。

初期費用だけでなく、長く暮らしたときのランニングコストを考慮することが、賢い家づくりのポイントです。

地元の工務店と相談しながら柔軟に設計する

湘南エリアに詳しい地元の工務店であれば、土地の形状や風通し、湿度などを踏まえた最適なプランを提案してもらえます。

たとえば、塩害に強い外壁材を採用したり、風の流れを考慮した窓配置にしたりと、地域特性に合わせた工夫がしやすいのが魅力です。

担当者と丁寧に相談を重ねながら進めれば、余計なコストを抑えつつ、快適さとデザイン性を両立した住まいを実現できます。

 

湘南で理想の住まいを実現するために

坪単価は家づくりを考えるうえで大切な指標ですが、それだけで住まいの価値を判断するのは難しいものです。

湘南や鎌倉のように、海風や湿気の影響を受けやすい地域では、気候に合わせた設計と素材選びが快適な暮らしを左右します。

石原工務店では、地域の特性を踏まえた高性能住宅を提案し、住まう人の理想を形にしています。

費用と品質のバランスを大切に、長く心地よく暮らせる住まいづくりを目指すなら、ぜひご相談ください。

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/
不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/
一級建築士

詳しくはこちら >

石原貴司氏
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