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新築住宅で起きやすい失敗とは?後悔しないために知っておきたいポイント

新築住宅で起きやすい失敗とは?後悔しないために知っておきたいポイント

家づくりでは、間取りや設備、収納などの細かな部分で「もっとこうしておけばよかった」という後悔が起きやすくなります。

とくに鎌倉・湘南エリアは、湿気や塩害、地形の特徴などが暮らしやすさに影響しやすく、地域に合った計画が欠かせません。

この記事では、家づくりで起こりがちな失敗パターンと、後悔を防ぐためのポイントを紹介します。

 

家づくりで起きやすい失敗パターン

家づくりで起きやすい失敗パターン

家づくりでは、間取りや収納、設備など多くの判断が必要なため、後になって不便さを感じるケースが少なくありません。

暮らし方に合わないプランは、小さな違和感が積み重なって使いにくさにつながります。

ここでは、後悔につながりやすい失敗パターンを紹介します。

① 動線の使いにくさ|生活動線・家事動線が合わない

生活動線や家事動線が合わないと、毎日の移動が負担になりやすくなります。

洗濯機と干す場所が離れていたり、キッチンとパントリーの距離が遠かったりすると、家事の効率が落ちやすい点が理由です。玄関からリビングまでの動線も、家族が増えるほど混み合いやすく、ストレスにつながるケースがあります。

動線のミスマッチを避けるには、家族の動き方を具体的にイメージし、必要な場所を近くにまとめて、使いやすい間取りを考えましょう。

② 採光・風通しの失敗|窓配置や方角の検討不足

窓の位置や開き方を細かく検討しないまま進めると、日中でも暗い部屋になったり、風が通らず空気がこもりやすくなる場合があります。

採光は時間帯や季節によって変わるため、敷地の方角や周辺環境まで含めて考えることが大切です。

鎌倉・湘南エリアは海風が入りやすい一方、湿気がこもりやすい場所もあるため、風の流れを意識した窓計画が欠かせません。

明るさと通気性のバランスを整えることで、心地よい室内環境をつくりやすくなります。

③ 収納量の不足|必要な場所に収納が足りない

収納は「量」だけでなく「場所」が重要です。

必要な位置に収納がないと片付けに時間がかかったり、ものがあふれて生活スペースが狭く感じやすくなります。

玄関まわりの収納が少ない場合は靴や外用品が置きっぱなしになりやすく、キッチン横の収納が不足すると調理道具の管理がしにくくなることも多いでしょう。使う場所の近くに収納を計画すると動線が整い、暮らしやすさがぐっと高まります。

生活習慣に合わせて配置を検討すると、後悔の少ない収納計画にできます。

④ 設備の後悔|スペック過不足や使いにくさ

設備選びでは「スペックを上げすぎた」「思ったより使わない」という後悔が起きやすい傾向があります。

キッチンの機能を増やしたものの使いこなせなかったり、浴室乾燥をあまり使わなかったりと、暮らし方とのズレが原因になるかもしれません。

反対に、グレードを抑えすぎて使い勝手が悪くなるケースもあり、適度なバランスを見極めることが大切です。

家族の生活パターンを想像し、必要な機能を整理して選ぶと設備の後悔を防ぎやすくなるでしょう。

⑤ 断熱・湿気対策の不足|結露・暑さ寒さの悩み

断熱や湿気対策が不十分だと、結露や室内の温度差に悩まされやすくなります。

とくに、鎌倉・湘南エリアは湿気がこもりやすく、周囲の環境によって家の性能が暮らしやすさに直結します。

断熱材の種類や窓の性能にこだわらないまま進めると、夏の暑さや冬の寒さが気になりやすく、光熱費が増える原因にもなりやすいでしょう。

日射の入り方や風の動きを踏まえた計画を意識すると、快適な室内環境を整えやすくなります。

⑥ 外構と駐車まわりの使いにくさ|外の生活動線との不一致

外構は後回しにしがちな部分ですが、生活動線に影響しやすい重要なポイントです。

駐車スペースが狭いと車の出入りが大変になり、植栽や門柱の位置によっては動線が途切れてしまうこともあります。鎌倉市は坂道や細い道が多く、車移動のしやすさを考えずに進めると後から不便を感じやすくなるでしょう。

建物だけでなく外構も含めて計画すると、暮らしの動きが整いやすく、ストレスの少ない住まいにつながります。

⑦ 予算配分のミス|追加費用や総額管理の甘さ

家づくりでは、当初の予算より費用が増えてしまうケースが珍しくありません。

予算オーバー、仕様変更や地盤改良など、予測が難しい項目が出てくることが主な理由です。外観や構造、内装などの建物に予算をかけすぎると外構や家具に手を回せず、費用バランスを崩しやすくなるので注意しましょう。

総額を把握するためには、初期段階で優先順位を決めておくことが大切です。

見積もりの項目を丁寧に確認し、追加費用が出る可能性を理解しておくと、予算管理がしやすくなります。

 

新築住宅で失敗が起きやすい理由は?鎌倉・湘南エリアの注意点

新築住宅で失敗が起きやすい理由は?鎌倉・湘南エリアの注意点

鎌倉・湘南エリアでの家づくりは、湿気や塩害、敷地の高低差など地域ならではの条件が多く、一般的な住宅地とは異なる配慮が必要です。

こうした環境を理解しないまま計画を進めると、後から暮らしにくさを感じることがあります。

ここでは、新築住宅を建てる際に注意したいポイントを3つ紹介します。

① 海沿いの湿気・塩害による劣化リスク

海に近い鎌倉・湘南エリアでは、湿気や塩害による影響を受けやすく、外壁や金物、サッシの素材選びが暮らしやすさに直結します。

建物の金属部分は劣化しやすいため、さびにくい素材を選ぶと安心です。また、海風の影響で湿気が多く、断熱材や窓の性能が不足していると結露からカビの原因になることもあります。

地域に合わせた仕様を検討すると、長く快適な住まいを維持しやすくなるでしょう。

② 日差し・風向き・高低差が生活に影響しやすい

鎌倉市は南向きでも周囲の建物や地形の影響で日差しが入りにくい場所があり、採光計画を慎重に進める必要があります。

海風が入りやすい立地では風通しが良い一方、湿気をためやすい地形では空気がこもりやすくなるため、窓の配置や換気の計画が重要です。高低差のある敷地では、玄関や駐車場との動線に工夫が必要でしょう。

土地の特徴を踏まえて計画すると暮らしやすさが大きく変わります。

③ 景観条例・敷地形状の制約が多いエリアがある

歴史がある鎌倉市には、街全体の景観を守るための条例があり、建物の高さや外観の色合いが制限されるエリアがあります。

希望するデザインをそのまま採用できない場合があるため、事前に確認しておくと計画が進めやすくなります。さらに、変形地や奥行きのある土地では間取りの自由度が下がる可能性があり、採光や動線に工夫が必要です。

地域のルールや敷地条件に合わせてプランを考えて、後悔の少ない家づくりにつげましょう。

 

後悔を減らすための家づくりのポイント

後悔を減らすための家づくりのポイント

家づくりの後悔を減らすには、暮らしのイメージや優先順位を明確にしながら計画を進めることが大切です。

ここでは、押さえておきたいポイントを紹介します。

暮らし方を明確にして優先順位を決める

家づくりでは、家族の暮らし方に合わせて優先順位を決めておくと計画を進めやすくなります。

動線を重視したいのか、収納量を確保したいのか、あるいは明るさや風通しを優先したいのかを整理すると、後の仕様選びがスムーズです。

すべてを満たそうとすると予算がふくらみやすいため、「家族にとって欠かせない部分」から考えるとバランスが取りやすくなります。

生活のイメージを具体的に思い描くことが、後悔を減らすポイントです。

性能・構造を地域に合わせて選ぶ

性能や構造は、地域の環境に合わせて検討すると快適さが大きく変わります。

鎌倉・湘南エリアは湿気が多いため、断熱材や窓の性能、換気計画を丁寧に検討しましょう。

塩害の影響を受ける可能性がある場所では、外壁や金物の素材を長持ちしやすいものにすると、メンテナンスの負担を抑えやすくなります。

土地の特性を踏まえて性能を選ぶことで、長く暮らしやすい住まいを実現しやすくなります。

相談しやすい工務店やハウスメーカーと計画を進める

後悔の少ない家づくりを進めるには、相談しやすい工務店やハウスメーカーを選ぶことが欠かせません。

見積もりの説明が丁寧で、土地の特徴を踏まえた提案ができる依頼先であれば、不安を抱えずに計画を進められます。

鎌倉・湘南エリアは敷地条件や地域のルールによって必要な工事が変わりやすいため、経験のある地域に根ざした工務店に相談すると、予算や性能の優先順位を整理しやすくなります。

相性の良いパートナーと進めることで、理想の住まいに近づくでしょう。

 

鎌倉・湘南エリアで快適な住まいを目指すために

鎌倉・湘南エリアで快適な住まいを目指すために

家づくりの後悔は、動線や採光といった日常の使いやすさから、断熱性能や湿気対策などの見えにくい部分まで幅広く発生します。

とくに鎌倉・湘南エリアは、湿気や塩害、地形の影響が暮らしやすさに直結するため、地域の条件に合った計画が欠かせません。

石原工務店では、鎌倉や藤沢を中心に地域特性を踏まえた住まいづくりを行い、間取りや性能のバランスを整えた提案を行っています。

長く心地よく暮らせる住まいを検討する際には、地域に詳しい依頼先としてぜひ活用してください。

コラム監修・石原 貴司
住宅ローンアドバイザー 公認/
不動産コンサルティングマスター/
宅地建物取引士/一級建築大工技能士/
一級建築士

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石原貴司氏
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