今回より、こちらのスタッフブログを担当することとなりました伊藤と申します。

近年注文住宅の価格高騰が続いており、家づくりのハードルは上がってきております。
皆さんもご存じの通り、ウッドショックやロシアのウクライナ侵攻による影響を受けての建築資材不足、運搬にかかるエネルギー価格の高騰、深刻な人材不足、物流コストの上昇、土地価格の上昇・・・と背景には様々な要因があります。そんな厳しい状況の中、家づくりにおいては、昔と同じ金額では建てられなくなっている現実と直面しているのです。

それでも我々はお施主様の想いを形にするために、工務店一丸となってプロジェクトに取り組むわけですが、それはさながらタスキリレーのようだと私自身捉えております。

家づくりの始まりから完成のゴールまでには、複数人のランナーが走ります。
打ち合わせや様々な手続きなどに関わり、お客様をサポートするスタッフや設計士。
暮らしの全体像を描くために知恵を絞り、設備や素材の選択では環境やコストを考慮しながら最善を尽くします。

そしてタスキを受け取った大工、設備業者、各種職人など多くの担当者が専門性を活かしながら役割分担し、技術と経験を糧に形にしていきます。
一人一人が自分の区間を走り、タスキをつないでゴールを目指すリレーのように。

そしてアンカーはお施主様。タスキを受け取り、日々の暮らしの中で家を完成させていく。

家づくりのためのタスキリレーは、各区間の専門家達の知恵と技術が積み重なり、お施主様の暮らしが始まり、彩られ、一人では決して成しえない品質と安心感が生まれることが魅力であると思っております。
お施主様の想いと地域の風土に寄り添った住まいを形作るため、我々各ランナーも厳しい状況を乗り切るべく走っております。

私自身も任された区間を責任を持って走り抜き、さらに次にタスキを託される人のことを考えながらプロジェクト全体が成功裏に終えることを大事にし、皆様との家づくりプロジェクトを務めさせていただく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

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