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注文住宅をお考えの方必見!パッシブデザインについて解説します!

間取り・設備

注文住宅に関して、パッシブデザインという言葉を耳にすることが増えてきていると思います。
近年の家づくりにおいて重要なキーワードとなっているパッシブデザインですが、どのようなデザインか具体的に思い浮かべることができますか?
今回はそのパッシブデザインについて詳しく解説します。

 

 

そもそもパッシブデザインとはどのようなデザインか?

そもそもパッシブデザインのパッシブとはどのような意味なのでしょうか。
パッシブとは英語で「受け身の」と言った意味の言葉です。
この意味から転じて、建築の世界で「パッシブデザイン」と言えば、機械的な動力を使うことなく、快適に暮らすための設計手法や設計思想を指します。
暖かい空気が室内内部から上部へと移動したり、逆に冷たい空気は室内上部から下部へと移動したりすると言った自然の法則を活用し、極力電力に頼らず心地よい家にしようとするデザインの手法です。

パッシブデザインとは具体的などんなデザインか?

どの方向から風が吹いてくることが多いかは、季節はもちろん、地域によっても異なります。
その場所における季節ごとに特徴的な風向きが「卓越風」と呼ばれる風です。
この「卓越風」に配慮した上で上手に窓や室内の扉を計画すれば、風の通り道をコントロールできます。
また、パッシブデザインの代表的なデザインが、太陽の南中高度の違いを利用したデザインです。
正午の太陽の高さは季節によって異なります。
この太陽が南中した時の太陽の高さを南中高度と言い、この南中高度に配慮しながら、軒やひさしの長さと取り付け位置を計画すれば、夏は火を冬は陽を取り込むことが可能です。
ひさしや軒は雨から窓を守ってくれるだけでなく、上記のように日光がどれだけ家に入り込むかの決める要素です。
夏は日光を遮り、冬は日光を取り入れるように設計を検討した方が良いでしょう。
特に冬は、室温が低くなるだけでなく、家の中が暗くなってしまいがちなので、日差しを部屋の奥まで取り入れる工夫をするとなお良いでしょう。
ヨーロッパの寒い地域では上記のようなパッシブデザインの家は一般的で、木造の住宅に限らず、コンクリート造の共同住宅などにも取り入れられています。

 

 

まとめ

今回は、パッシブデザインについて詳しく解説しました。
パッシブデザインを取り入れることで、よりエネルギー消費を抑えた生活が実現できます。
また、エコへの貢献意識がより高まる点でもオススメです。
注文住宅をお考えの方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

それでは…

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